初見では謎のお兄さん

私の零遍歴は【紅い蝶】→【刺青の聲】→【zero】の順番だったので、ひらひらと舞い踊る紅い蝶々が出現した時はゾクゾクしましたよ。またあの双子姉妹に会えるのかなって───それがなぁに?どうして彼女達じゃなくて叔父さんが来ちゃったのかな~。少しだけガッカリしたり…当時はインターネット最盛期には程遠かったこともあって(そもそもスマホじゃない)前情報なんて気にせずにパッケージ買いしていましたからね。それも偏にパッケージに描かれた黒澤怜ちゃんがとてつもなく美しかったからなのですが…
この天倉螢君が3人目の操作可能キャラクターとなります。…あえて言わせてもらえるなら男性キャラクターは驚いたり怯えたりするリアクションが控えめなのが残念なポイントですね。このゲームはビクビクしながら進む可憐なお嬢さん達を眺めるのが楽しみのひとつ───なので、大声をあげて失禁したり仲間を見捨てて逃亡する(できない)ような三枚目キャラが出てくると逆に愛着が湧くかも知れません。最後まで情けないままでも覚醒しても良い感じになりそうですよね~
五ノ刻

ゲーム開始時点で霊とかくれんぼ中です。屋敷を徘徊している幽霊達に見つからないよう物陰に潜む天倉螢は、原因不明の昏睡状態に陥ってしまった姪を救うために奔走しているうちに元凶と思われる[眠りの家]に囚われてしまい抜け出せずにいました。そしてこの覚めない悪夢の直中で、姪である『天倉澪』がまるで夢遊病に罹っているかの様子で屋敷の奥へと急ぐ姿を見つけるのでした
澪が通ったはずの扉の鍵を探して着物が飾られた部屋に入る螢。箏(こと・そう)の音とともに現れた長い黒髪の幽霊に気取られぬよう鏡台の上の簪を取って部屋を出ます。そのまま玄関から脱出しようとすると背後から刺青の女が迫って来たため隠れてやり過ごすことに…。柱時計のある広間で嗄れ声の幽霊を追って階段を上がり射影機を手に入れた螢は、千手観音のように変化した怨霊を避けて再び着物の部屋へと戻ります


今度は逃げられず髪の長い幽霊としぶしぶ対決する事に…。そして射影機の能力で撃退した後に柱時計の広間へ向かうと、濁った時報が鳴り響き何処からともなく現れた白装束の怨霊達に襲われます。彼らを容赦なく退けて扉の向こうへ進めば、そこは雛咲深紅が夢の中でたどり着いた場所と寸分違わず同じ場所なのでした


階上の書庫の奥にある小さな祭壇で[蝶の鍵]を手に入れた螢は、階下から迫って来る刺青女を天井裏に隠れてやり過ごします。おっかないので彼女が完全に去ってから澪が消えた扉の先へと進みましょう。そして土蔵のような座敷牢の中で俯いている澪を見つけて呼びかけるのでした



幽霊を振り切ってクリアできる五ノ刻。推し霊の撮影会が滾ります
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